アキバースとは|遊んで作れる!ゲームの概要とシステムを徹底解説
AKIVERSE(アキバース)はバーチャル空間でゲームセンターを作ってゲームが遊べるメタバースプロジェクト!
プロジェクト発表から話題になり、ベータテストも実施中です。
この記事では実際にベータテストを遊んだ私がプロジェクト内容とどんな遊び方ができるのか解説していきます。
まずはベータテストから遊んでみたい方はベータテストリンクからプレイできます!
目次
アキバースとは|メタバースゲームプラットフォームで楽しもう
項目 | 内容 |
タイトル | AKIVERSE(アキバース) |
リリース日 | 2023年4Q予定 |
対応端末 | スマートフォンのブラウザ |
ブロックチェーン | Polygon |
関連リンク1 | 公式サイト |
関連リンク2 | ホワイトペーパー |
関連リンク3 | 公式X(旧Twitter) |
関連リンク4 | 日本語版 公式X(旧Twitter) |
関連リンク5 | 公式Discord |
関連リンク6 | 公式Medium |
AKIVERSE(アキバース)とは、実在する世界中のさまざまな街をモデルとしたバーチャル空間です。
このバーチャル空間にはゲームセンターがあり、ユーザーはゲームセンターの運営、アーケードマシンの作成、ゲームのプレイができます!
ゲームのプレイヤー、作り手、応援する人、全てのユーザーがアキバースにさまざまな形で関わることができるのが特徴です。
具体的にどんな世界観なのかお伝えしていきます。
世界を構成するワールドエコシステム
アキバースはトークンやさまざまなNFTを介して、ゲームだけでなく、あらゆるエンターテインメントの体験、所有、収益できるプラットフォーム。
アキバースにはそれぞれのマップ上にゲームセンターがあり、ユーザーは以下のように関わります。
ゲームが得意な人
ゲームセンターを探し、ゲームをプレイしてクリア、ランキング上位でトークンやゲーム内アイテムを獲得。
ゲームが不得意な人
ゲームセンターを運営。アーケードマシンの作成、設置。オーナーズランキングでトークンやゲーム内アイテムを獲得。
また、ユーザーは「ゲームセンター・アーケードマシン・アーケードパーツ」をマーケットプレイスで販売して収益を得ることも可能。
アキバースは全てのユーザーをクリエイターと定義して、面白くて楽しいゲーム体験を提供し、恒常的に経済的な収益を得るだけでなく、自己実現を果たせる仕組みを構築しています。
アキバース|4つの遊び方
アキバースにはおもに4つの遊び方があります。
・ゲームセンターオーナー(GCO)
・アーケードマシンオーナー(AMO)
・クラフター
・ゲームプレイヤー
アキバースのユーザーはそれぞれ違った面白さを体験することが可能です。
では具体的に解説していきます。
ゲームセンターオーナー(GCO)|スペースの貸し出し
ゲームセンターオーナーは、ゲームセンターを運営し、ゲーム筐体設置スペースを貸し出して賃料をもらう楽しみ方が可能です。
例えば、アーケードマシンの設置場所を1時間あたりのワールド内通貨(Teras)で貸し出して収益を得られます。
貸出料はゲームセンターのオーナーが自由に決めることができます。
アーケードマシンオーナー(AMO)|ゲーム所有者
アーケードマシンオーナーはマシンを保有して、以下の2つのことができます。
・アーケードマシンに搭載されているゲームをプレイ
・借りたゲームセンターのスペースにアーケードマシンを設置
自身が保有するアーケードマシンのゲームをプレイしてもワールド内通貨は獲得可能です。
また、ゲームセンターに設置した自身のアーケードマシンを他ユーザーがプレイして得た収益の一部もオーナーは得られます。
収益の比率はオーナーが決定できます。例えば、プレイした他ユーザーが30%、オーナーが70%といった設定も可能。
クラフター|ゲーム制作者
クラフターはトークンやワールド内通貨を使って実行できる「Craft」を利用し、アーケードマシンを作成できます。
単純にアーケードマシンを作るのではなく、市場を観察して需要のあるゲームを作るのも楽しみのひとつです。
作成したアーケードマシンはゲームセンターに設置したり、マーケットプレイスで売却できます。
おでん缶で独自のゲーム開発も可能
おでん缶はアキバースでのUser Generated Contentsの作成、開発や公開をサポートするSoftware Development Kitです。
つまり、「おでん缶」を使えば、クリエイターが開発した独自のWeb3ゲームのリリースが可能になります。
おでん缶は2023年4Qに公開予定となっています。
ゲームプレイヤー
ゲームプレイヤーはゲームセンターに設置されているアーケードマシンを無料でプレイでき、スコアに応じたワールド内通貨が獲得できます。
また、スコアは世界に公表され、世界中でスコアを競うランキング要素もあります。
ちなみにゲームはアキバース内で設定されたシーズン毎に新タイトルが追加されます。
アキバース|アーケードマシンのクラフトシステム
アーケードマシンのクラフトシステムは以下の4つ。
・Craft(クラフト)
・Extract(エクストラクト)
・Dismantle(ディスマントル)
・Owner Ranking(オーナーランキング)
このシステムを使い、アーケードマシンの作成・解体・パーツ獲得が可能です。
また、積極的にクラフトシステムを利用することで報酬が得られるランキングシステムもあります。
Craft|アーケードマシンの作成
クラフト(Craft)はレシピを参考にアーケードパーツを使ってアーケードマシンを作成するアクション。
作成にはアーケードパーツのほかにトークンかワールド内通貨(Teras)が必要です。
アーケードパーツの入手方法はアーケードマシンにたまったエネルギーからの生成やランキング報酬などで手に入ります。
Extract|アーケードパーツの獲得
Extract(エクストラクト)はアーケードマシンにたまったエネルギーを消費してアーケードパーツを獲得できるアクション。
このアクションはエネルギーだけでなく、ワールド内通貨も必要です。
アーケードマシンのアキュムレータ(蓄電池)に貯められるエネルギーの容量は異なります。
また、消費するエネルギー量に応じて入手できるアーケードパーツの個数と確率が以下のように変動します。
【ランクごとの必要エネルギー】
Rank | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
Energy | 0 | 1,000 | 5,000 | 10,000 | 15,000 | 20,000 | 30,000 | 40,000 | 50,000 | 65,000 | 80,000 | 100,000 |
【アーケードパーツの数量/入手確率】
数量と確率 | ||||||||||||
Rank | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
0個 | 0% | 95% | 75% | 60% | 50% | 40% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
1個 | 0% | 5% | 24% | 30% | 30% | 30% | 55% | 30% | 0% | 0% | 0% | 0% |
2個 | 0% | 0% | 1% | 7% | 10% | 13% | 20% | 23% | 35% | 0% | 0% | 0% |
3個 | 0% | 0% | 0% | 3% | 7% | 10% | 12% | 20% | 25% | 30% | 0% | 0% |
4個 | 0% | 0% | 0% | 0% | 3% | 7% | 10% | 15% | 20% | 25% | 0% | 0% |
5個 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 3% | 10% | 15% | 25% | 35% | 0% |
6個 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 2% | 5% | 15% | 30% | 0% |
7個 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 5% | 30% | 0% |
8個 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 5% | 100% |
Dismantle|アーケードマシンの解体
ディスマントル(Dismantle)はこれ以上エネルギーがたまらないアーケードマシンを解体するアクションです。
解体すると、アーケードパーツが抽出され、「ROM・Upper Cabinet・Lower Cabinet」の3つを獲得できます。
また、抽出したパーツは経験値の一部を継承し、経験値がたまったアーケードマシンの作成が可能。
市場のニーズに合わなくなったアーケードマシンを再利用し、収益性の高いマシンに作り直すといった楽しみ方もできます。
Owner Ranking|3つのアクションで決まるスコア
オーナーランキングは1シーズン(2週間)終了時にクリエイターが行なった3つのアクションの回数で決まるランクシステム。
ランキングに応じて、ワールド内通貨(Teras)やアーケードパーツなどの報酬が貰えます。
クリエイターはオーナーランキングを通して自身の資産を増やし運用できます。
また、増やした資産をもとにゲームセンターやゲームマシンのオーナーになることも可能です。
アキバース|ゲームを構成する3つのNFT
アキバースの世界を構成するには欠かせない3つのNFTがあります。
・Game Center (GC)
・Arcade Machine (AM)
・Arcade Parts (AP)
遊び方やクラフトシステムの解説で出てきた3つですね。
では詳しく解説していきます。
Game Center (ゲームセンター)
ゲームセンターNFTはゲームをするためのアーケードマシンを設置するスペースです。
プレセールもしくは、マーケットプレイスで購入ができます。
ゲームセンターにはサイズがS/M/Lの3つで、サイズによってマシンの設置数が違います。
サイズが大きくなれば、報酬が増える可能性がありますが、必ずしもLサイズの価値が高いわけではなく、アキバースのマップ位置によっても価値が変動します。
Arcade Machine(アーケードマシン)
アーケードマシンNFTには1台に1つゲームが入っており、オーナーとゲームプレイヤ-はそのゲームをプレイ可能。
また、ゲームをプレイする(してもらう)ことで報酬が貰えます。これがアキバースにおけるスカラーシップです。
さらにオーナーとゲームプレイヤ―間で報酬の比率は自由に決めることができます。
アーケードマシンの入手方法は以下の通り。
・マーケットプレイスで購入
・オーナーランキングで上位にランクイン
※アキバースより直販することはありません。
また、アーケードマシンNFTは以下のステータスで構成されています。
項目 | 内容 |
ゲームタイトル |
Star Guardian, Curve Ball 3D, Bubble Attack など
|
エネルギー |
SPARK時に稼いだTerasAKIRに応じて貯まる。貯まったエネルギーを消費することで、エクストラクトを実行できアーケードパーツを得られる
|
最大エネルギー |
貯めることのできるエネルギーの最大値。値はクラフト時に使用したアキュムレータの種類に依存する
|
最小エネルギー |
エクストラクトに必要なエネルギーの最小値。値はクラフト時に使用したアキュムレータの種類に依存する
|
ブーストレベル |
獲得できるエネルギーがn倍になる。通常は1
|
ブーストタイム |
ブーストのMAXの効力が終了するまでの時間
|
Arcade Parts (アーケードパーツ)
アーケードパーツNFTはアーケードマシンを作成するための材料です。
材料は以下の4つ。
・ROM
・Accumulator(Acc)
・Upper Cabinet(UC)
・Lower Cabinet(LC)
アーケードパーツの入手方法はアーケードマシンのエクストラクト、ワールド内通貨での購入、オーナーランキング上位入賞、マーケットプレイスでの購入があります。
また、オーナーランキングに上位入賞すると、最新のアーケードマシンに必要なパーツ入手の可能性が高くなります。
アキバース|ベータテストの内容は?
アキバースでは現在、プレイ無料のベータテストを実施しています。
メールアドレスを登録するだけでアクション・シューティング・スポーツ・パズルの4種類のゲームがプレイ可能!
また、プレイ回数に応じてNFTなどが貰え、プレイ回数のランキングも実施されています。
実際に遊べるゲームは下記の記事でご紹介しています。
βテストのゲームと面白さを紹介
>>AKIVERSE- 概要&面白いポイントまとめ
アキバース|プロジェクトの独自性と将来性
引用:アキバース公式ホワイトペーパーより
アキバースは「ゲームセンターオーナー・アーケードマシンオーナー・クラフター・ゲームプレイヤー」などそれぞれ違った面白さがあります。
このように、アキバースはゲームプラットフォームそのものに複数のゲーム性の要素を加えた、独自性を持つプロジェクトです。
また、3つのアクションで決まるオーナーランキングの仕組みが、ユーティリティートークンやNFTトークンの供給バランスの不安定さを解消するアキバースのエコシステム最大の特徴。
気になるアキバースのロードマップは以下の通り。
時期 | 内容 |
2023 1Q | ・クローズドベータ版の公開 |
2023 2Q | ・オープンベータ版の公開 |
2023 3Q | ・アキバース プレイヤーPFPの一般販売 ・アキバース ベータ版アプリリリース ・AKVトークンの一般販売 ・AKVトークンのステーキングとファーミングの提供 ・AKIRトークンのAKVへのステーキングとファーミングの提供 ・コラボレーションイベントの開催開始 |
2023 4Q | ・「おでん缶」SDKの公開 ・アキバースの正式リリース |
2025年末までの予定 | ・VTuberやアーティストなどによるライブ配信への対応 ・デジタルコンテンツサービスへの対応 ・教育支援サービスの展開 ・Eコマースプラットフォームの展開 ・自社マーケットプレイスの公開 ・簡易DeFiサービスの提供 ・ストラクチャードファイナンスサービスの提供 |
今年中にアキバースのアプリ版と正式版、おでん缶のリリースが控えており、今後も非常に盛り上がりそうですね!
2025年末までにはライブ配信の対応からWeb2ユーザーも巻き込んで一気にアキバースの世界が広がると思います。
リアル連動型メタバースゲームプラットフォーム
アキバース世界の都市は社会課題を持つリアルな都市と連動しています。
ゲームがプレイされると報酬が自動的に抽出され、設定金額に達すると自動で執行される仕組みがあります。
つまり、アキバース世界でゲームをプレイするほど、リアル世界でも透明性のある資金が溜まり、改ざんができない形で都市に寄付や貢献が可能です。
また、以下の要素が分散型自律組織化(DAO化)を進めます。
・クリエイター独自のUser Generated Contentsの作成、開発ができるSDK「おでん缶」。
・連動する都市と社会課題をユーザーとAKVホルダーが議論し、選び実装していく。
アキバースでゲームをプレイすると、都市の社会貢献につながるのはアキバース最大の特徴といえますね。
アキバース|PFPプロジェクトについて
アキバースではゲームに深く集中するプレイヤー達の姿を描いたPFPプロジェクトが進行中です。
プレイヤーの分身として、世のゲームコミュニティの深化と拡張につなげていけるようなキーアイテムを目指しています。
PFPとは?
正式名称は「Profile Picture(プロフィール・ピクチャー)」。
SNSなどのプロフィール画像として使われるNFT。
PFPを所持しているとアキバースのアップデートに合わせてさまざまな特典があります。
・ホルダー限定アイテム獲得&イベントへの参加
・ホルダー限定コミュニティへの参加パス・投票権
・アキバースのNFT先行セールへの参加権
・ホルダー限定アキバースグッズ先行購入権
購入方法や販売スケジュールなど詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
アキバース|2種類のトークン
アキバースには以下の2種類のトークンがあります。
・AKIR(AKIVERSE Reward)
・AKV(AKIVERSE Governance)
トークンはクラフトの実行や各種取引で使われます。
ではひとつずつお伝えしていきます。
$AKV(AKIVERSE Governance)|ガバナンストークン
「AKIVERSE Governance」はガバナンストークンで、持っているとアキバースの主要なガバナンス投票に参加できます。
一定量所持していると、アーケードマシンのエアドロップを受けられ、サービスの正式リリース前にアーリーアクセスが可能。
また、クラフトする際にも使用します。
入手方法はプラットフォームやコミュニティへの貢献に対する報酬、ステーキングボーナスなどです。
$AKIR(AKIVERSE Reward)|ユーティリティトークン
「AKIVERSE Reward」はユーティリティトークンで、アーケードマシンのクラフトに必要な手数料として使われます。
ワールド内通貨「Teras」との交換や、ゲームをプレイすることで入手できます。
また、AKIRはAKVのステーキングボーナスとして得られるようになります。
アキバース|よくある質問
ではアキバースに関してよくある質問をご紹介していきます。
ゲームを始める前に是非、参考にしてください。
正式版のリリース予定日はいつ頃?
正式版は2023年4Qリリース予定です!
9月中旬ごろにはβ版のアプリリリースを予定しています。
非常に楽しみですね!
ベータテストのプレイ方法は?
スマホのブラウザからアキバースの公式サイトに入り、メールアドレスを登録するだけでOKです!
登録後は4つのゲームからひとつ選び、プレイしましょう。
また、2023年8月現在、プレイ回数に応じたNFTなどの報酬が貰えますし、ランキングも実施中です。
対人戦(PVP)は可能?実装予定は?
対人機能は検討中ですが、ユーザー数が増えないとマッチングなどのバランスが取れるようにならないと考えています。
現在はCPU戦でスコアを競っていくという形です。
ゲームの種類が増える予定は?
正式版リリース後は2週間に1タイトルのペースでゲームが追加されます。
用意しているゲームストックがなくなった場合は、ユーザーから要望のあったゲームも出していきます。
トークン上場の予定は?
ティア3取引所よりも大手の取引所上場が決定しており、すでに交渉済みです。
アキバース|ゲームプロジェクトまとめ
アキバースはバーチャル空間にあるプラットフォームを使ったメタバースプロジェクトでした。
ユーザーはプラットフォーム内でゲームセンターの運営、ゲームマシンの作成、ゲームのプレイを楽しめます。
ゲームが得意だからプレイヤーに、ゲームが不得意だからゲームセンターオーナーになど、ユーザーの遊び方はさまざまです。
正式版リリースが待ち遠しいですね!気になった方は是非、ベータテストから遊んでみてください。
編集部@Tsubasa
2022年までメディアのライターとして4年間従事。子供のころからゲームに触れ、最近はRTAに鬼ハマり中。現在はさまざまなBCGをプレイして興味を持つ。大衆にBCGの概要や良さをゲーマー視点で伝えたいと思いjoin。GabeeTownでは編集者として記事執筆を主にしている。